ハードディスクを長持ちさせる方法
ハードディスクを長持ちさせる方法を理解する為には、まずハードディスクが故障の原因関して、大まかに理解しておく必要があります。
ハードディスクの故障の原因としては、大きく二つに分かれます。
一つは消耗品という概念。
もう一つは環境の問題。
消耗品というのは文字通り、どんなに気をつけて使っていても、壊れる時は壊れますということ。
一方で、環境面によってハードディスクの故障を防げる、長持ちさせる方法というのは、検討の余地が十二分にあるところでしょう。
これは例えば室温が35℃前後だった場合、ハードディスクの筐体の中の温度は、個体差はあれど、大体50?55℃前後となるとされています。
ラップトップのPCを使ったことのある方は体感したことがあると思いますが、筐体の裏側は非常に熱く、膝の上に置いて使用していたら、火傷しそうな位だと思います。
この温度が上がるにつれてハードディスクが壊れやすくなるといのは統計的にも出ています。
(正確な資料等は割愛します)では、ハードディスクの温度を下げるにはどうしたら良いのでしょう。
考えらられる要因としては、ファンを活用する。
使用環境の温度を下げる、など等。
因みにサーバを管理する施設のでは、例えば、サーバルームやデータセンター等は、この熱を下げるという趣旨から、通常室内は一定の温度に保たれており、且つ、ラック(サーバを収納する入れ物)の下から、常に冷風を充て、ハードディスク発熱以上の冷却に力を注いでいます。
その他にも磁気を近づけない、埃を入れない、不良セクタをそのまま使用しない、等色々要因はありますが、まずは故障の一番の理由である、ハードディスクの熱を極力、退避させるということが、努力できる部分でハードディスクを少しでも長持ちさせる方法の第一歩ではないでしょうか。